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2009年08月22日

13.進路(2)


「好き嫌いを気にしたことが無かったからな。仕事って、そんなもんだと思ってるし。」
「好きなことって何なの?」あらたまって、みくが聞いた。
「・・・。何だろうなぁ・・・?」唐突な質問に新田が窮した。
「今の仕事、このまま続けるつもり?」みくが続けた。
「やはり不満、感じるかい?」みくの真意がつかめないまま、新田が答えた。
「不満なのか判らない・・・。確かに収入は大きく減少したけど、あなたがあおいと毎日顔を合わせてくれるようになったのは嬉しいわ。」
 やはり所得とステータスは、望ましい大きな存在だったんだな・・・と新田は感じた。
「どうしてあなた、結婚した頃のように大笑いしなくなったのかしら?」みくが新田の顔を覗き込んだ。あおいが、近づいてきた母親の顔を嬉しそうに見つめている。
「笑ってない・・・?おれ?」意外な質問だった。
「札幌に戻れば少しは変わるかと思ったけど・・・。何か、まだ自分を抑えておく必要があるの?」子供のように、真っ直ぐな質問をみくが新田にぶつけてきた。
 新田は全く気付いていなかった。


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posted by 北乃 道晴 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 13.進路 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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