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2009年10月14日

36.永遠の日常(2)


 柿崎達は自分達のチーム名を考えたことも付けた事も無かったため、この呼ばれ方がどの程度広まっていたのかは今もって判らない。
「会長はオレの名前も知っていたからなぁ・・・。意外とそうかもしれないな。」柿崎が新田の方を向いた。
「何が全道制覇だったのか判らなかったけど、最後に帯広で大暴れした後はあっちこっちからごっつい奴らが続々と挨拶に来ましたもんね。」ヒロトシが懐かしそうに笑った。
「だけど、年を取って行くってことか?」柿崎がロビーから善九郎の遺影を眺めた。
「まあ・・・。誰もが後戻りすることは出来ないってことなのかもしれませんね。」長谷がネクタイを緩めた。
 そして、
「悔い無く生きろって、言ったんでしょう。」とネクタイを抜き去り、Yシャツのボタンを一つだけ外した。
「ったく、回りくどい。」柿崎もネクタイを緩めた。
「でも、最後までオレ達のこと、気に掛けてくれていたんですね。」吉森がポケットに両手を入れながら言うと、エレベーターに向かって歩き出した。
 柿崎もそれに続きいて歩き出し、
「ああ。宿題も残して行ってくれたからな。」と呟いた。


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posted by 北乃 道晴 at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 36.永遠の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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