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2009年10月19日

36.永遠の日常(23)


 新田は米国の心臓移植学会が開催しているワールド・ハート カンファレンスに出席していた。ゲスト・スピーカーとして壇上に立ち、
「インターナショナル・セーブハート財団を創設するに当たり、本学会にも多大なご協力を賜り、心から御礼申し上げます。」と切り出した。
 会場からは大きな拍手が沸いた。
 あおいにも、みくにも、何もしてやれなかった・・・。
 新田にとっては罪滅ぼしでしかなかったが、財団設立を全て自分の力で纏め上げることに尽力していた。
 国連、赤十字、各国の医学会までも動かすことが出来たことは、新田にとっても奇跡としか思えなかったが、一つのムーブメントを作り上げることになった。
 日本でもこの動きに大きな反響がおきて、すでにある移植関連の法律の改正法案検討が動き出した。
 脳死は死である。そんな冷たい一言で全てを決めるのではなく、また、慎重すぎる判断で移植機会そのものを失うのでもない、医療現場の患者、意思達の声を反映したルール作りが異例の早さで始まったのだ。
 新田も治療費支援の一助に・・・と始めた財団立ち上げの試みだったが、困った時はお互い様・・・という万国共通の文化的視点をあらためて見直そうとするムーブメントに共感して、数多くのイベント活動に出資・参加した。
 インターナショナル・セーブハート財団の原資は新田の資産の80%、そしてあおいが残したライセンス料全額が投じられている。


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posted by 北乃 道晴 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 36.永遠の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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